徒然理系日記

日々の備忘録と日記

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理系大学院生のぼっち就活ノウハウ

こんにちは!

前回の記事では理系大学院生である私の就活についてお話しましたが、今回は私が就活を進めるにあたって実践してよかったことをお伝えしようと思います。「就活は一人でやっちゃダメ」「友達と一緒に頑張ろう」という声をよく耳にしますが、私は社員さんへのOB訪問以外完全ぼっちで就活を乗り切りました。正直、ぼっち就活でも何の問題もありませんでした。しかし、ぼっちで情報を得るのは中々大変です。そこで、ぼっちの私が集めた就活情報を共有することで、一人で不安を抱えている方や理系の就活についての情報が欲しい方に読んでいただけたら幸いです。

 

また、効率よく、かつ納得のいく就活を進めるための最短ルートに必要なコンテンツを掲載したつもりなので「就活が嫌」という方にこそ読んでいただきたいと思っています。

 

↓前回の記事

hexalog.hatenablog.com

 

 

目次

はじめに

「これから就職活動を始める」という方は就活のステップ自体複雑でよく分からないと思いますが、基本的にはインターンも本選考も「興味のある企業にエントリー→適性検査→ESや面接による選考」というシンプルな流れで進みます。この記事では、この流れをこなすにあたって役に立つコンテンツを紹介するので、自分の就活ステップに応じて参考にしてみてください。

自己紹介

・理系大学院生(女)

・化学専攻

・就活の軸は「裁量を持って自主的に仕事ができる職(できれば研究職だが、開発職でも可)」「関東圏での勤務が可能、関東圏外への転勤なし」

 

自己分析・業界研究

よく就活を始める時に自分の性格ややりたいことを明確にするために「自己分析」をしましょう!と言いますが、「やりたい仕事なんてないし、働きたいとさえ思わない」という人も多いように思います。就活生はあくまで学生で、世の中にある仕事について詳しく知っているわけではないので、やりたい仕事がないというのはおかしなことではないと思います。なので、「自己分析」のファーストステップは「やりたいこと」ではなく、「やりたくないこと・嫌なこと」を考えるのが良いと思っています。例えば「人と話すのが苦手だから、直接お客様と関わる仕事は避けたいな…」「地元に帰りたいから転勤は嫌だな…」のように漠然としたもので良いと思います。その上で、「どういう業界・仕事があるのか」を知る業界研究や仕事研究に臨むのが良いでしょう。

 

この段階で使えるのが下記サイトです。

マイナビリクナビ

誰もが知る代表的な就活サイト。自分の学部の卒業生がエントリーした企業のランキングを見たり、各業界の有名な企業を大まかにサーチしたりするのに活用できます。また、ここからエントリーすると、各企業のマイページ登録の際の入力事項が減って便利です。インターンシップのエントリーにも使いやすいです。

job.mynavi.jp

job.rikunabi.com

 

Instagram

意外にもインスタが活躍します。就活情報をまとめているアカウントがいくつかあるので、参考にしてみると良いでしょう。「ホワイトな企業」「おすすめの中小企業」「採用フローが少し変わっている企業」など、普通の就活サイトとは違った切り口の情報を得ることができます。

 

LabBase(※理系限定)

こちらは理系限定になってしまいますが、いわゆる逆オファー型就活サイトです。ガクチカや自己PRではなく、自分の研究や専門性についてプロフィール登録を行います。そのプロフィールを見て企業からオファーが届くので、基本的にはオファーが来た企業には理系人材として歓迎されていることが多いと思われます。(こういった企業では、学部学科が理由で落とされる可能性は低くなると思います)

他の逆オファー型就活サイトは比較的規模の小さい企業から声がかかることが多いですが、このサイトでは大手企業からインターンや説明会の案内が来ることも魅力的です。

compass.labbase.jp

 

アカリク(※理系限定)

こちらも理系限定の逆オファー型就活サイトです。LabBaseと似ていますが、こちらはどちらかというと大手子会社やベンチャー企業からのスカウトが多く届く印象です。なので、理系人材を欲している規模の小さい企業を探すのにはとても良いサイトだと思います。理系院卒の方は大手に目が向きやすいと言われますが、大手企業に絞るのではなく、色々な企業を知ることが大切だと思うので、是非活用してみてください。また、エージェントのサービスもあるので、不安な方は一度相談しても良いと思います。自分自身、こちらのサイト経由で第一志望群に入る企業を見つけることができました。

acaric.jp

 

色々な業界・職種・企業があることを知る中でやりたいことも浮かび上がってくる可能性もありますし、やりたくないことから消去法で探すこともできると思います。特に理系の方は自分の専攻や先輩たちの内定先に縛られず、幅広い視野を持ってみることをおすすめします。

 

早い段階で就活準備を始めている方はインターンシップに参加されると思いますが、インターンでは興味のある業界・職種に幅広くエントリーしてみるのをおすすめします。行ってみると「意外とここは嫌だったな…」とか「ここはいいかも」というのが感じられるので、早期選考を狙うだけでなく、自分のための就職先スクリーニングだと思うと良い気がします。

 

ES・面接対策

まずはインターネットでESの書き方や面接の質問集などを調べて対策するのが良いとは思いますが、やはり客観的な視点から見てもらうことが大切です。よくES添削や面接練習をしてもらうと良いとの話を聞きますが、ぼっちにはこれが一番の難関になると思います。そこでおすすめなのが、企業のOB・OGもしくはリクルーターの方にES添削や面接練習をお願いすることです。企業の内部の方であれば、その企業が求めている人物像についてもお話してくれるので、先輩や同期に相談するよりも効果的であるように思います。企業が公式にリクルータやOB・OGの窓口を公開している場合はそこに連絡を取ってみると良いでしょう。また、そういったシステムのない企業は大学宛てにOB・OGの紹介が来ていないか確認したり、以下のサイトでOB・OGを探したりするのがおすすめです。

br-campus.jp

 

適性検査対策

自宅で受験するオンライン型の「Webテスト」と会場に出向く「テストセンター」があります。特にWebテストでは、一部の監督型のものを除くとオンラインで監督者がいないため、Twitterやフリマアプリでは「解答集」なんてものが出回っていたりもします。「カンニングなどの不正行為を禁じる」と明記されたWebテストで不正を働くのが嫌だったので、私はこういった解答集は使用しませんでした。聞くところによると、販売者である就活生が自分で作成しているもののため、誤りも含まれているとのことですし、個人的には使用をおすすめしません。「友達と協力して解く」という話もよく耳にしますが、こちらもぼっちだと難しいですよね…。私自身が完全ぼっちで対策する中でおすすめだったものを紹介します。

 

キャリタス就活のWebテスト模試機能「キャリタス模試」

有名な「SPI」「玉手箱」形式と一般常識問題を解くことができます。マイナビリクナビと違い、テストの種類別に模擬試験を受験することができ、自分の順位や点数も確認できるので、各テストごとの実力を把握することができます。Webサイトで対策するのであればこちらが一番だと思いました。

↓キャリタス就活のサイトトップはこちら

job.career-tasu.jp

↓テスト会場にそのまま飛ぶにはこちら

https://job.career-tasu.jp/2024/guide/exam/exam/

 

参考書(SPI)

SPIにはオンラインで受ける「Webテスティング」と会場に出向く「テストセンター」があり、類似した問題が出題されるものの、少し出題範囲や傾向が異なっているので注意です。Webテスティング・テストセンター共に以下の二冊があれば基本的に問題はないかと思います。こういった対策本は毎年20○○年度版が出るのですが、内容に大きな差はないため、2~3年前のものをフリマアプリで買ってしまっても良いと思います。

この対策本たち、意外と高いので私はフリマアプリで以下の3冊を購入し、就活終了後すぐに売却しました。

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

2024最新版 史上最強SPI&テストセンター超実戦問題集 [ オフィス海 ]
価格:1430円(税込、送料無料) (2023/2/13時点)


 


 

 

Webテスティング形式に不安のある方はこちらもやっておいても良いかもしれません。


 

 

参考書(玉手箱)

玉手箱はSPIに比べて時間がシビアで難易度も高いですが、問題のジャンルが少ないため対策はしやすいです。キャリタス模試とこちらの参考書で、解答スピードと精度の向上を目指すと良いでしょう。


 

 

まとめ

ここまで就活に関するノウハウを書いてきましたが、私は就活のシステム自体好きではないです。ですが、自分の人生の分岐点として、しっかり考えるには良い機会だと思っています。ぼっちの良いところは周りの意見に惑わされず、自分のしたいことに向かえるところだと思っているので、就活に対する嫌悪感があったとしても、自分の人生についてじっくりと考えてみてほしいと思います。

 

この記事を読んでいる方が効率よく、後悔のない選択ができることを願っています。